認知症への知識や理解を深めてもらおうと、長野県は「認知症の日」である9月21日に、松本市で有識者を集めたフォーラムを開く。この日は「世界アルツハイマーデー」。県は認知症の人やその家族が安心して暮らせる地域の実現を目指す。
同日午後1時から始まる第1部では「認知症基本法における共生と予防とは」というテーマで日本認知症学会元理事長の森啓さんが講演する。
第2部ではパネルディスカッションがあり、当事者として前向きに生きる姿を発信する国の「認知症本人大使」に選ばれている上田市の春原(すのはら)治子さんや、同市の特別養護老人ホーム「ローマンうえだ」の元施設長、桜井記子さんらが安心して共生できる地域づくりについて話し合う。
会場は松本市の信毎メディアガーデン1階ホール。無料。20日までに専用フォーム(https://va.apollon.nta.co.jp/nagano_ninchisyo2024/)から参加を申し込める。当日参加も可能という。
また、21日の日没後には、松本城や県庁が認知症のイメージカラーであるオレンジ色にライトアップされる。問い合わせは県介護支援課(026・235・7111)へ。(遠藤和希)
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