見覚えのある、手のひらサイズのロールケーキ。広島市安佐北区の洋菓子店「グラツィエーナ」が、火災を知らせる住宅用火災警報器(住警器(じゅうけいき))そっくりのケーキ「住(じゅう)ケーキ」(500円)を作った。
直径約7センチ、高さ約4センチ。煙の感知部分はチョコレートとクッキーで、点検ボタンはイチゴのゼリーで再現した。実物に似せて、「自動試験機能付」の文言も。
消防庁が呼びかける住宅防火・防災キャンペーン(9月1~21日)に合わせ、住警器の点検などを進めてもらおうと、地元の安佐北消防署が企画した。
同署の柴村晃輔予防課長によると、住警器の寿命は約10年で、定期的な点検が欠かせないという。洋菓子店主の竹田奈々さん(43)は「住ケーキを契機に、住警器に目配りを」。
同じ500円で、プリンや杏仁豆腐(あんにんどうふ)でつくった商品も。同区内のイベント会場での販売に限っている。販売は、16日のコムズ安佐パーク▽22日の五十六製作所憩いの広場▽23日のフジグラン高陽ふれあい広場。いずれも午前10時から。計約500個を用意。問い合わせは安佐北消防署予防課(082・814・4795)へ。(根本快)
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