老人ホームで女性が殺害された不可解な事件。施設内の様子が分かってきました。
■老人ホーム 施設内の状況が判明
9日、群馬県藤岡市の老人ホームで入居者の新井竹子さん(87)が頭から血を流して倒れているのが見つかり死亡が確認された事件。
安心して老後を過ごすはずの老人ホーム内で何が起こったのでしょうか?
山木翔遥アナウンサー「関係者によりますと、施設には軽度の症状の人から認知症の人まで幅広く入居しているといいます」
施設のホームページによると、カラオケや運動会、避難訓練などのイベントが行われています。
近所の人「昔お祭りやりますとか案内もらって、クリスマスやなんかだとこういった形で配ってくれた」
「(Q.地域と仲良くしていた?)施設としてはなるべく交流をという形でやっていた。ただコロナがはやっている中では、みんな気を使って(施設に)行かないようにしていた」 また、職員について「優しくて熱心な人たち」「環境も良い所」だと話す近所の人もいました。
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■施設の元従業員「本当にみんな仲良くて…」■施設の元従業員「本当にみんな仲良くて…」
30年以上、施設で働いていたという元従業員は…。
施設の元従業員「本当にみんな仲良くて元気な人も多かったから、しょっちゅう近くに遠足に行ったりしてましたから。本当に家族のような接し方をしていました。殺人だなんてそんなまさかと思いましたね」 新井さんの死には不可解な点が多く残されています。
事件当時、建物は施錠されていて、入居者およそ20人と当直の職員1人がいました。
亡くなった新井さんは1人部屋で、夜の就寝時には職員が無事を確認しています。 しかし翌朝5時、新井さんは自分の部屋の向かいにあるトイレの前の廊下で、頭から血を流して倒れているのを見まわりの職員が発見したのでした。 警察によると、頭や上半身には殴られたような痕が複数あったというのです。
鈍器などの凶器が使われていない可能性が高いといいます。司法解剖の結果、死因は外傷性ショックによるものでした。 一体、新井さんの身に何があったのでしょうか? 元埼玉県警 捜査1課 佐々木 成三氏
「施設の職員はどういった仕事をしていたのか、利用者は部屋にいたのか、外にいた人物はいるのか。その時間帯、誰がその施設にいて、容疑者の特定に至る捜査を綿密にやらなければいけないです」 この記事の写真を見る(8枚)
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