マレーシアの警察当局は、同国の児童福祉施設を一斉捜索し、未成年者計402人を救出したと、11日に発表した。地元メディアが報じた。被害者は性的暴行を含む虐待を受けていた疑いがあるという。

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 救出されたのは、中部スランゴール州とヌグリスンビラン州にある計20施設にいた1~17歳の男女。警察は、施設長やイスラム教の宗教指導者ら17~64歳の計171人を逮捕した。「グローバル作戦」と名付けた一連の捜査には、警察官ら計約1千人が参加した。

 警察幹部は記者会見で、初期調査の段階で被害者らが性的暴行を受けていただけでなく、「施設の他の子どもたちに同様の行為をするよう教えられていたことが明らかになった」と話した。ミスを犯した児童らに加熱した金属で「罰」を与えたり、「宗教的治療の一環」だと称して身体を触ったりもしていたという。被害者は健康診断を受け、首都クアラルンプールの警察施設に移送される。

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