妊娠した元風俗店従業員の女性に「子供は邪魔なんだよ」などと脅して堕胎を強要したとして、暴力団幹部の男など3人が逮捕されました。
強要の疑いで逮捕されたのは、青葉区二日町に住む指定暴力団住吉会系幹部の最上孝弘容疑者(55)と風俗店経営の男(45)、風俗店従業員の男(33)の3人です。
警察によりますと、最上容疑者など3人は6月29日午前0時ごろから30分間、青葉区の飲食店で女性(35)に対して「お前が子供を産むとお前の人生によくない。子供は邪魔なんだよ」などと脅迫して堕胎を強要した疑いが持たれています。
女性は事件前まで逮捕された男が経営する風俗店で働いていましたが、出産することを伝えたところ、堕胎を要求されたということです。事件の翌日、不安を感じた女性が警察に相談したことで発覚しました。
警察は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていませんが、3人は女性が出産することで風俗店の売り上げが減るなどの影響が出ることを懸念して堕胎を強要したということです。
警察によりますと、最上容疑者は警察が把握している暴力団構成員が最も多く所属する県内の住吉会系組織のトップで、警察は暴力団が風俗店の用心棒を務めていた可能性があるとみて捜査を進めています。
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