質店を襲ったバール強盗。現在も逃走中です。
■“バール強盗” 店員が取り押さえる
質店の店員「入って来た瞬間にカバンをバンって置いたので、もうこれはやられるな ってそう思いました」
質店にやって来た帽子にマスク姿の2人組。バールのようなものを取り出しショーケースを破壊したところに、店員がタックルで突進。
そのあと男がとった行動は。
鎌倉市内の質店に強盗が押し入りました。
山木翔遥アナウンサー「事件があったのは、人通りの多い商店街のメインストリートから1本入ったこちらのスナックや居酒屋などが立ち並ぶ通りです」 狙われたのは、ガラスケースに入った高級時計や宝石などが外から見える質店です。 無言で店内に入ってきたという2人組は、バールのようなもので腕時計が入ったショーケースをたたき割ります。 もう1人はなかなか“バール”を手にできません。 そこに、店員が突進し1人を取り押さえます。 しかし、その間にもう1人は腕時計をいくつかつかみ、逃げていきました。 一方、ガラスが飛び散った店内では、店員に対し強盗が抵抗を試み、2人が押し合う格好となります。 質店の店員
「とっさに行った感じになるのでちょっと特には考えていないです」
「バール持っていたので、やっぱり怖いのはありましたけど振りかぶったりして来なかったのでそのまま行こうという感じです」
力に負けて反対側の壁に押しやられ…さらに男が入り口から出ようとする場面も。
なんとか押し倒してとどめますが、男はバールのようなものが入っているカバンを引き寄せ、逆に店員を押し倒す危険な状況が訪れます。 質店の店員「しがみつく感じで、ずっと逃がさない一心でやっていました」
店員は左ひじを擦ったり、口の中を切るなど負傷しています。そんな中、形勢が逆転する事態が。
店の奥にいた女性が通行人に助けを求めて、数人が助っ人に。男は完全に制圧されました。
男はこんな事を話していたといいます。 質店の店員「『違うんです』とかよく分からないことを言っていた」
「謝罪はないですけど『警察に出頭します』みたいに、逃げる言い訳じゃないですけど」 強盗致傷の容疑で逮捕されたのは、自称 東京・世田谷区の建設作業員、高井誠容疑者（29）です。 高井誠 容疑者（29）
「商品を盗もうと思って強盗し、店員にけがをさせたことに間違いはありません」 山木翔遥アナウンサー
「お店のショーウィンドウ、2枚でスライド式になっていたと思われるんですが、手前側の1枚がもう完全に外されています」 たたき割られたケースから商品は撤去されています。
盗まれたのは時計2つ、合わせて2万2000円相当と判明しました。 取り押さえられた容疑者をかえりみることなく逃げたもう1人は、依然、逃走中です。
容疑者たちは何者なのでしょうか？
警察は犯行の手口や時間帯・場所から 「明らかにプロではない」とみています。
犯行の指示役が別にいる、いわゆる「闇バイト」の可能性もあるとみて捜査しているといいます。 この記事の写真を見る（16枚）鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
