観光客がクマ2頭を目撃しました。

 札幌市の旭山記念公園で9月3日夜、親子とみられるクマが目撃され、公園が閉鎖されました。

 札幌市は安全を確認した上で5日、閉鎖を解除する予定です。

札幌の人気スポットでクマ2頭目撃 市の調査では痕跡見つからず

 「いつもここの登山口から登っているが、(クマが)また出たのか。驚き」(利用客)

 クマ出没注意と大きく掲示し、一時閉鎖となった札幌市中央区の旭山記念公園。札幌が一望できるこの人気スポットで3日午後9時ごろ、観光客が園内のレストハウスの近くでクマ2頭を目撃しました。

 2頭の体長は約1.5メートルと1メートル。親子とみられています。

 「午前11時20分、調査を終えた市の職員らができました」(鎌田 祐輔 記者)

 市は1時間ほどかけて園内を調査。

 「痕跡は見つかりませんでした。クマと目撃者との距離が近く、(周辺に)明かりもある場所だった。大きさの違う2頭がいたことからクマの可能性は否定できない」(札幌市の担当者)

 7月以降、三角山や円山でクマの出没が相次いでいます。市はこれらの地区や旭山記念公園を含む地域をヒグマ対策重点エリアに指定。クマの侵入を防ぐ対策を強化していました。

 「(クマが目撃された場所は)重点エリアではあるが、基本的にクマは人を避けて行動することが多い。危険は少し回避できる。(山に)一人で入らない。入るときは音を出して入る」(札幌市の担当者)

 市は安全を確認した上で、5日午前10時に公園の閉鎖を解除する予定です。

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