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 相次ぐゲリラ雷雨の影響が家電にも出ているようです。「誘導雷」への対策法について見ていきます。「誘導雷」とは、離れた場所に落ちた雷が家の中の電化製品に影響を与えるというものですが、どのように対策をすればいいのか。雷対策に関する製品を開発するサンコーシャの高橋利文さんに聞きました。

■「誘導雷」影響が出やすい家電とは?

 まず、高橋さんによると、実はこの「誘導雷」というのは「影響が出やすい家電」と「出にくい家電」があるそうです。

 例えば、「テレビ」「照明」「冷蔵庫」、どれが影響が出やすい家電だと思いますか?  正解は「テレビ」が影響を受けやすく、「照明」「冷蔵庫(アースなし)」は影響を受けにくいということです。

 理由を一言で言うと、「電気の入り口と出口があるのか、ないのか」なんだそうです。

 どういことかというと、「冷蔵庫」や「照明」は電源コードがあり、入り口はあるが出口はない、いわば“行き止まり”状態になっています。

 一方で、「テレビ」は電源コードがつながっていて、さらにアンテナケーブルがあり、電気の通り道ができています。

 「パソコン」や「電話」も同じです。電気は通り道がある方に流れていきやすい性質があるため、こういった“ルートがある家電”が誘導雷の影響を受けやすいものなんだそうです。

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■被害を防ぐための対処と備えは?

■被害を防ぐための対処と備えは?

(Q.被害を防ぐにはどうすればいいのでしょうか)

 専用の機器を設置する方法もあるが、簡単にできる方法は「電源やケーブルを一時的に抜くこと」。これが物理的にルートを遮断するには効果的だということです。

(Q.どのタイミングで対処すればいいのでしょうか)

 高橋さんによりますと、「誘導雷」は遠くても伝わりやすいので、目安として「雷の音が聞こえるようなら対処したほうが理想的」だということです。大体10キロくらいから聞こえてくるんだそうです。

 ただ、外出をしていたり、テレビで防災の情報を得ていたりするとなかなか難しいケースもあると思います。

 そういう場合に備えて、普段から「パソコンの大事なデータ等はバックアップを取るようにしてほしい」ということでした。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年9月4日放送)

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