作業は、再稼働に向けた検査の一環として4月15日から始まり、東京電力によりますと、予定していた872体の核燃料を、26日午前3時半すぎにすべて原子炉に移し終えたということです。
4月17日には、設備の不具合でおよそ16時間にわたり作業が中断しましたが、東京電力によりますと、安全上の問題や外部の環境への影響はなく、全体の計画に大幅な遅れは出なかったということです。
東京電力は今後、原子炉に核燃料が入った状態で、非常時に原子炉を緊急停止させる設備や冷却設備などの性能を検査するとしています。
一方、再稼働の時期については、今後の工程に見通せない部分があるなどとして「未定」だとしています。
柏崎刈羽原発の再稼働については現時点で地元の同意は得られていませんが、新潟県の花角知事は、原子炉に核燃料を入れることは検査の工程の一つで、県の議論に影響はないという考えを示しています。
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