高速船「クイーンビートル」

 JR九州は3日、子会社が博多港(福岡市)―韓国・釜山間を結ぶ高速船「クイーンビートル」の浸水を隠したまま運航を続けていた問題を巡り、外部の有識者で構成する第三者委員会を発足させた。隠蔽の原因や事実関係を解明し、再発防止策の策定に役立てる。

 第三者委は弁護士や海事関連の専門家など計3人で構成し、初会合は6日に非公開で実施する。調査報告書の取りまとめ時期は未定という。

 第三者委の設置は古宮洋二社長が先月の記者会見で表明していた。国土交通省の監査は現在も続いており、JR九州は監査と第三者委の調査結果がまとまり次第、古宮社長を含む関係者の処分に踏み切る。

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