台風10号の影響で、福岡県内では29日、新たなけが人が確認されました。

県の災害対策本部によりますと29日午後6時現在で県内では9人がけがをしています。

このうち糸島市では午前11時ごろ、60代の男性が強風にあおられて屋根から転落し、頭にけがをして病院に運ばれました。

意識はありますが重傷だということです。

大川市でも新たに重傷のけが人1人が確認されています。

また、行橋市では60代の女性と70代の男性がそれぞれ屋外で転倒して軽いけがをしたほか、福岡市で4人、直方市で1人が軽傷となっています。

このほか福岡市では住宅の一部破損が1件、直方市で道路の冠水が1件、築上町では橋の被害が1件確認されています。

一方、うきは市浮羽町では午後6時45分ごろ、県道沿いの斜面が幅数十メートルにわたって崩れているのが見つかりました。

警察は現場付近の県道を通行止めとしていますが、住宅が巻き込まれるなどの被害はなく、けが人もいないということです。

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