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熊本県天草市にある「轟の滝」周辺で川遊びをした120人以上が相次いで嘔吐や下痢などの体調不良を訴えた問題。県は水質検査の結果を公表しました。

■滝つぼなどからノロウイルス 県が公表

熊本県 健康危機管理課 弓掛邦彦課長
「滝つぼと滝のすぐ上の2カ所から、ノロウイルスG2が検出されております」

4日前の23日に、轟の滝周辺4カ所で採水した河川水について、水質検査した結果、3カ所でノロウイルスG2(実際はローマ数字で表記)が検出されたということです。

一方、検査を行った16人の患者のうち、4人からノロウイルスG2が検出されたということです。

原因はノロウイルスだったのでしょうか。

熊本県 健康危機管理課 弓掛邦彦課長
「河川水から検出したノロウイルスG2と行政検査(便)は、遺伝子型が異なっておりました。河川水と便からノロウイルスが検出されているため、今回の事案との関連性が疑われますが、断定には至っておりません」

熊本県では、引き続き水質検査を行うとしています。

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■川遊びでノロウイルス 専門家は

■川遊びでノロウイルス 専門家は

国際医療福祉大学 松本哲哉教授
「ノロウイルスが河川などを汚染するとしたら、下水が河川に出された時にノロウイルスも吐き出されてしまう可能性はあります」 そう話す松本教授ですが、検出された遺伝子型が違うことから、今回の原因についてはこう推測します。 国際医療福祉大学 松本哲哉教授
「通常の状態で川で遊んでノロウイルスに感染するリスクは、まずないと考えていいと思います。ただ特殊な状況で一緒にいるような人たちの中で、ノロウイルスに感染している人がいれば、そこの水が流れているというより、よどんでいるような状況であれば、それは感染する可能性はあると思います」 この記事の写真を見る(6枚)
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