全国的なコメ不足に驚きの見解が。「コメの高値は年内は続く」との見方が出ています。
■“令和の米騒動”JA福井で新たな見解が
福井県JAグループ 宮田幸一会長「(高値傾向は)今年いっぱい続いていくだろう。いまの在庫の状況を見ていると」
深刻な品薄状態が続くコメ。
農林水産省によると、新米が出回る9月ごろに不足は解消するといわれていますが…
年内は価格が下がらない?どういうことなのでしょうか。
「新米が通常より早く出回り始めておりますので、その不足感というのは、やはりだんだん減少していくと思っております」
去年の猛暑の影響で品薄が続くコメ。
農林水産省は、この“令和の米騒動”について、新米が出回る9月ごろ、「不足」は解消するとの見通しを示しています。ところが…
「コメがない端境(新米と古米の入れ替え)期にコメがないので影響が出ている」
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■コメ価格 前払い金引き上げで農家に追い風も■コメ価格 前払い金引き上げで農家に追い風も
JA福井県は26日の理事会で、市場の高まりを受けて、 農家からコメを買い取る前払い金の引き上げを決めました。 魚沼産コシヒカリの買取価格コシヒカリの買取価格が1俵1万7200円となり、前年と比べ4500円アップします。
これは全国的な傾向で、新潟県で魚沼産コシヒカリを生産している農家では、前払い金が去年より2300円アップ。
コメ農家「やっと来てくれた。待ちに待っていた」
去年、猛暑の影響で収入が減少した農家にとっては追い風です。
一方、この前払い金の上昇は、市場での卸売価格に影響を与えるのです。
福井県のコメ卸売業者によりますと、新米コシヒカリの店頭価格は10キロあたり6000円前後で、去年から5〜7割のアップが見込まれています。 消費者「苦しいです。コメの値段が高いので食べる量を減らしたり」
JA全農によりますと、12月まで高値傾向が続くとの見方は、あくまでJA福井県の見解で、小売りと卸業者の価格交渉次第では下がる可能性はあるとしています。
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