8月25日、札幌市北区の寺でさい銭箱から現金を盗もうとした53歳の男が逮捕されました。

 寺の防犯カメラが一部始終を捉えていました。

 夏の札幌を多くのランナーが駆け抜けた北海道マラソン。

 沿道に応援する市民が集まるなか、寺に現れたのは自転車の男。

 男はまっすぐ向かった先には「さい銭箱」。

 そして、お金を入れるのではなく手を突っ込みました。


 その後、自転車にまたがり立ち去りました。

 「男はこちらのさい銭箱に手を入れてお金をとろうとし、その後自転車で何事もなかったかのようにあちらの方向に立ち去ったということです」(沼田 海征 記者)

 事件があったのは、札幌市北区新琴似1条7丁目にある寺です。


 すぐ近くで男の様子を確認していた住職は…

 「マラソン観戦をしていると、すっと来て、なんのちゅうちょもなくさい銭箱に手を入れた。あの自転車に乗って後を追いかけた」(惠弘寺 住職)

 住職も自転車で男の後を追ったということです。

 警察官が寺から約1.5キロ離れた場所で男を発見し、その場で逮捕しました。

 窃盗未遂の現行犯で逮捕された札幌市白石区に住む53歳の男は「手持ちのお金が少なかったので、さい銭箱からお金を盗もうとしました」と話しているということです。


以前にも同じようなことが…

 実は…6月以前にも同じようなことがありました。

 こちらは6月の映像。

 自転車でやってきた同一人物とみられる男が、タバコをくわえながら、さい銭箱をひっくり返すとあたりにお金が散らばりました。


 そして地蔵に対して2度ピースサインのような動きをしてお金を拾い立ち去りました。

 「神仏をないがしろというか、おそれない心持ちの人がいることがおそろしい」(惠弘寺 住職)

 この時はさい銭箱から現金約2000円が盗まれていて、警察は男に余罪があるとみて調べています。

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