厚生労働省は26日、国際保健への取り組み方針や具体策を示した「国際保健ビジョン」を取りまとめた。大学医学部に外国人留学生を受け入れるモデル事業を始めるなど、医療介護分野で海外との連携を進める。

 武見敬三厚労相は会合で「国際社会に貢献し、国民が恩恵を受ける仕組みをつくる。概算要求などで財源を確保し、政策として展開する」と述べた。

 方針では今後、国立大や私立大の医学部に外国人留学生約20人を受け入れるモデル事業を実施。人材育成により、アジアやインド太平洋地域の医療水準の向上を図る。また、外国人介護人材の獲得力強化に向けて、本年度中に検討を始める。

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