1923年の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人らを悼む9月1日の式典の実行委員会が26日、東京都庁で記者会見し、式典に追悼文を送らないとした小池百合子都知事の対応に抗議する声明を発表した。声明は「虐殺の歴史的事実から目をそむける、あるいはなかったことにしたい、との思いがあるのではないか」としている。
小池氏は初当選直後の16年に送付したが、17年以降は送っていない。23日の定例記者会見で、都慰霊協会が主催する大法要に言及し「全ての犠牲者に慰霊の気持ちを表している」と述べ、今年も追悼文を送らない考えを示した。
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