厚生労働省によりますと、8月18日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から9913人減って3万9295人となりました。
また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は8.50人で、前の週より1.98人減少しました。前の週から減少が続くのは3週連続となります。
都道府県別では多い順に
▽岐阜県が17.46人
▽岩手県が15.06人
▽鳥取県が14.72人
▽茨城県が14.27人
▽福島県が14.16人などとなっていて、
38の都府県で前の週より減少しています。
8月18日までの1週間に全国およそ500の医療機関から報告された、新たに入院した患者の数は3619人で、前の週と比べて613人減りました。
厚生労働省は全国の流行状況について「例年、お盆の帰省などの影響で8月下旬に感染者が増加する傾向があり、引き続き警戒してほしい」としています。
1医療機関当たりの平均患者数(都道府県別)
▽岐阜県は17.46人
▽岩手県は15.06人
▽鳥取県は14.72人
▽茨城県は14.27人
▽福島県は14.16人
▽島根県は14.11人
▽青森県は13.72人
▽佐賀県は13.5人
▽愛知県は13.15人
▽秋田県は12.84人
▽香川県は11.94人
▽長野県は11.69人
▽大分県は11.02人
▽高知県は10.89人
▽石川県は10.46人
▽滋賀県は10.29人
▽長崎県は10.29人
▽静岡県は10.25人
▽北海道は9.79人
▽広島県は9.43人
▽山形県は9.12人
▽新潟県は8.91人
▽富山県は8.86人
▽岡山県は8.69人
▽三重県は8.66人
▽群馬県は8.63人
▽徳島県は8.59人
▽京都府は8.34人
▽埼玉県は8.26人
▽栃木県は8.24人
▽熊本県は8.04人
▽千葉県は7.84人
▽愛媛県は7.67人
▽福井県は7.64人
▽宮城県は7.46人
▽宮崎県は7.21人
▽福岡県は7.18人
▽和歌山県は6.71人
▽鹿児島県は6.58人
▽兵庫県は6.47人
▽山梨県は6.27人
▽奈良県は6.2人
▽沖縄県は5.82人
▽神奈川県は5.15人
▽大阪府は4.58人
▽山口県は4.57人
▽東京都は3.63人
専門家「帰省など移動増の影響で再拡大の可能性も」
新型コロナウイルスの感染状況について、感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎客員教授は「国内の感染者の数は8月初めごろから減少し続けていて、この夏のピークは越えたとみられる。ただ、23日に発表されたのはお盆の期間中のデータで、多くの医療機関が休診しているため、報告数は少なくなっていると考えられる。来週以降はその反動に加え、帰省などで移動する機会が増えた影響で、再び感染者の数が増える可能性もある。今回のデータでも高齢者では感染者の数はあまり減っておらず、入院患者の数も多い状態が続いていることは気がかりで、まだ安心はできない」と指摘しました。
そのうえで「もうしばらく夏場の流行への対策を続けることが重要だ。手洗いや換気、必要な場所でのマスクの着用など、基本的な予防策に気を配ってほしい」と注意を呼びかけています。
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