連日の大雨で、人々の防災意識にも変化が出ています。22日、「止水板」を扱う企業に問い合わせが殺到していました。
■「水害への備え」 8割以上が「していない」
22日は午前中から、各地で激しい雨が降りました。2日連続で都心を襲うゲリラ雷雨。特に21日は、短時間の大雨で道路が冠水し、地下鉄の駅もすごい勢いで水が流れ込んでいました。 街の人「そんなふうになってしまうのかと、ちょっと驚きました。災害の意識はだいぶ変わってきて、備蓄品とかを意識するようにしています」 直面する水害のリスク。しかし、ある大手住宅メーカーの調査では、8割以上が「水害への備えをしていない」という結果も出ています。
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■「止水板」に問い合わせ殺到■「止水板」に問い合わせ殺到
そんななか、兵庫県加古川市に本社がある「フジ鋼業」。22日は朝から電話が鳴りっぱなしの状態でした。 客が求めているのは、玄関や地下鉄の入り口などに設置して水が浸入するのを防ぐ止水板です。 フジ鋼業 藤井健吾社長「問い合わせが多いのは、あの夕方の大雨(が理由)ですね。個人のお客様からも『私の家はいけますか?』という話もあり、自治体とか消防署とか病院とか、電話が掛かってくるところも多種多様です」
水害対策といえば、土嚢(どのう)がよく使われますが、組み立て式の止水板への問い合わせが増えているのはなぜなのでしょうか?
藤井社長「横に並べていくだけで、品物もひとつ4.4キロと軽いので、女性でも高齢者でも、子どもでも設置できる」 一見すると簡易的なつくりのようですが、どれほど水を通さないかの実験をすると、止水板で囲ったエリアでプールが作れるほどです。
また、組み合わせ次第で曲線などにもできるため、色々な場所に対応可能だと言います。
藤井社長「土嚢は土嚢で、すごく柔軟に使えるんですよ。そういうのを組み合わせて使えるのが一番いい」
(「グッド!モーニング」2024年8月23日放送分より)
テレ朝天気
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