22日も東京都心をゲリラ雷雨が襲いました。連日続く理由は、地上と上空の気温差にあります。
■新宿区・渋谷区に一時「大雨警報」発表
JR静岡駅では、ホームの天井からシャワーのような雨漏りが…。 22日は、各地で天気が急変しました。東京都心でも2日連続のゲリラ雷雨。道路に激しい雨が打ち付けます。渋谷駅には雨宿りする多くの人の姿がありました。普段は外国人観光客でにぎわうハチ公前では、雷が鳴り響きます。
両手でスーツケースを引っ張る人にも、容赦なく大粒の雨がたたき付けていました。
都内では、午前中から局地的な積乱雲が発達。新宿区や渋谷区、目黒区では一時大雨警報が発表されました。襲ったのは雨だけではありません。すごい音で雷が鳴っています。
22日午前11時ごろ、新宿で撮影された映像では、画面中央にある明治神宮付近から渦を巻いているような雲が確認できます。撮影した人は、次のように話します 動画を撮影した芹澤充さん「最初は火事かなと思ったんですけど、そのうち煙のようなものが上空に吹き上がっていくように見えたので、これはつむじ風か竜巻に近いものだと。都心でこういうことが起きるんだって非常に怖く感じた」
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■連日のゲリラ雷雨…要因は?■連日のゲリラ雷雨…要因は?
連日、各地を襲うゲリラ雷雨。大気が不安定になる大きな要因は、地上と上空の気温差。40℃が、ひとつの目安になるといいます。 気象予報士 今井春花さん「上空5000メートル付近にマイナス6℃の寒気が入ってきたとすると、平年の東京の8月の最高気温は31℃くらいなので上空との気温差は37℃。ただ今年は記録的な猛暑となっています。東京の8月の最高気温の平均が34.5℃ですので、上空との気温差は41℃です。いつも以上に大気の状態が不安定になっているため、雷雲が発達しやすくなっていると考えられます」
(「グッド!モーニング」2024年8月23日放送分より)
テレ朝天気
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