21日、帰宅ラッシュの時間帯にゲリラ雷雨となった。港区では、ここ10年で初めて記録的短時間大雨情報が出され、アンダーパスが冠水し、車が立ち往生するなどの被害が出た。
■帰宅ラッシュ直撃 都内でゲリラ雷雨発生
JR新宿駅前では、マンホールから水が激しく吹き出した。21日、帰宅ラッシュの時間帯を襲ったゲリラ雷雨で、道路は冠水し、立ち往生する車が続出した。 動けなくなったタクシー運転手「気付いたら、水がたまっていた」 21日夕方から、都内各地で発生したゲリラ雷雨。JR吉祥寺駅前では、突然の激しい雨に、多くの人が屋根のある場所へと一目散に向かっていく。
すると、濡れた路面に足を滑らせ、後頭部を打ち付けてしまった男性がいたが、すぐに立ち上がりアーケードの中へと走っていった。他にも、足を滑らせ転倒する人もいた。
たちまち道路は冠水した。JR新宿駅近くの道路では冠水した場所の手前で停車する車が見られた。その横を、自転車に乗った男性が突っ込んでいく。途中でハンドルを取られそうになるが、なんとか通過した。もう一度、停車した車の方へカメラを振ると、たちまち渋滞となっていた。トラックはヘッドライトが灯ったまま、タクシーは運転席のドアが開いていて、ワイパーがゆっくり動いていた。
動けなくなったタクシー運転手「(冠水しているのは) 見た目には分からなかった。なんか、じゅわーっていう音で、水がたまっていたのだと…」
トラック運転手も「前が全然見えないくらい雨が降っていて、気付いた時にはもう手遅れだった」と話していた。
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■記録的短時間大雨情報 麻布十番で冠水■記録的短時間大雨情報 麻布十番で冠水
港区麻布十番では、川のようになった道路に車が通るたびに波が発生し、通り沿いの店では中に入ってきた水を掃き出す作業に追われていた。港区付近では1時間に降った雨の量がおよそ100ミリに達し、記録的短時間大雨情報が発表された。少なくとも、この10年で初めてのことだという。
地下鉄麻布十番駅の階段にも水が流れ込んでいく。地下鉄市ケ谷駅では改札が水浸しとなっている。 JR品川駅では屋根からまるでシャワーのような大量の雨水が流れ落ち、ホームはたちまち水浸しになった。 JR四ツ谷駅のホームでは、大型のワイパーで駅員たちが水を掃き出していた。この影響で、JR山手線の全線や、東海道新幹線が一部区間で一時運転を見合わせた。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年8月22日放送分より)
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