2024年5月 静岡県浜松市中央区の公園で遊具のバネが折れ、遊んでいた小学生がケガをしていたことがわかりました。市は保護者に慰謝料や治療費として約7万円を支払うことを決めています。
落合健悟 記者:
事故があった遊具はこちらに設置されていました。現在も折れたバネの部分が残されています
2024年5月、浜松市中央区伊左地町の公園で小学生の男児(8)がバネの力で前後に動く金属製のスプリング遊具で遊んでいたところ、突然バネが折れました。
男児は地面に投げ出され頭を打撲したほか、首をひねるなど全治10日のケガをしたということです。
公園管理事務所によりますと、一般的な金属製の遊具の耐用年数は15年ですが、この遊具は設置から約20年が経過していて、原因はバネの劣化とみられています。
一方で、2023年11月に行われた業者による点検では「使用可」と判断されていて、市の担当者は「外部の破損ならわかるが内部の金属疲労までは見抜けなかった」としています。
事故を受け、浜松市は保護者に慰謝料や治療費として7万1630円の支払いを決めています。
また、市内の公園などに設置してるスプリング遊具は徐々に撤去し、バネを使わない遊具に切り替えていく方針です。
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