警察によりますと、茨城県南部に住む70歳の会社役員の女性は去年11月、投資を勧める嘘のネット広告で森永卓郎さんの写真を使ったLINEアカウントを本物と信じ込み、金の積み立て投資の資金を振り込みました。
女性は専用のアプリ上で利益が出たことを確認し現金を下ろそうとしましたが、「手数料が必要」とメッセージで伝えられたため支払いをしてしまったということです。
その後も追加の手数料を要求され、銀行窓口やATMのほか手渡しなどで合わせて44回、およそ6億9000万円をだまし取られたということです。
「詐欺じゃないのか」とメッセージを送ったところ、連絡が取れなくなったことから茨城県警牛久署に相談をし、発覚しました。
女性は追加の手数料を捻出するため、堀江貴文さんの写真が使われた別のネット広告を見つけ、およそ1000万円を振り込んでいました。
去年11月からの4カ月余りで7億円ほどをだまし取られていて、警察庁によりますと、SNS型投資詐欺では過去最多の被害額だということです。
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