太陽光発電所から銅線ケーブルを盗んだとして、警視庁捜査3課は15日、窃盗の疑いで、茨城県筑西市、職業不詳ウィリアパオ・ピアポン容疑者(41)らタイ国籍の男4人=入管難民法違反罪で起訴=を再逮捕したと発表した。

◆銅の価格高騰が背景に

 逮捕容疑では、6月17日午前1時ごろ、群馬県嬬恋村の民間の太陽光発電所に侵入し、送電用の銅線ケーブル9本計160メートル(7万円相当)を切断し、盗んだとされる。ピアポン容疑者ら3人は容疑を認め、1人は黙秘しているという。  銅の価格高騰を背景に銅線ケーブルの窃盗事件は各地で増加している。都内で5月に発生した事件を警視庁が調べる中で4人が浮上した。  同課によると、4人は事前に地図アプリで発電所の場所を調べ、交流サイト(SNS)で連絡を取り合っていたとみられる。やりとりの記録などから、4〜7月、北関東など1都7県で30件以上の同種事件に関わったとみて調べている。 

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