宮崎空港に到着した人たち。到着ロビーには南海トラフ地震臨時情報に関する看板が設置されていた(10日午前)=共同

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて出される中、お盆の帰省ラッシュが10日、本格的に始まった。

東海道新幹線は東京駅を出発する下り線が終日ほぼ満席。減速の影響で20分前後の遅れが出た。東北、上越、北陸の各新幹線は、東京発の一部列車で自由席の乗車率が120%を超えた。

全日空と日航によると、羽田や大阪(伊丹)発の国内線は終日ほぼ席が埋まった。日本道路交通情報センターによると、各地で渋滞が発生し、神奈川県の中央自動車道藤野パーキングエリア付近で44キロに達した。

お盆期間中、JR旅客6社の新幹線と在来線の指定席予約は7月25日時点で前年比約1.2倍。航空各社の国内線予約は前年並みだった。高速道路各社は10キロ以上の渋滞が前年の約1.6倍発生すると予測している。〔共同〕

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