8日、宮崎県で最大震度6弱の地震があり、気象庁は南海トラフで巨大地震が発生する恐れがやや高まったとする「巨大地震注意」を初めて発表しました。
■「地震への備えを再確認して」と呼び掛け
8日夕方、宮崎県沖の日向灘で発生した地震。津波を警戒してか、屋上にあがる人の姿もありました。 宮崎県内では、80代の女性が倒れてきた本棚で頭を切るなど、少なくとも5人がけがをしました。 震源の深さはおよそ31キロ、マグニチュードは7.1と推定されている今回の地震。気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」を初めて発表。「地震への備えを再確認してほしい」と呼び掛けています。 南海トラフ地震評価検討会平田直会長
「大きな地震が起きる可能性が、普段より高くなったということは十分注意していただきたい」
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■お盆の移動を直撃…本州走る新幹線にも影響■お盆の移動を直撃…本州走る新幹線にも影響
被害は、宮崎県以外でも…。震度4が観測された鹿児島県志布志市では、崖崩れが発生。震度5強を観測した鹿児島県大崎町では、2階建ての家屋が倒壊。本州を走る新幹線にも影響がでました。
東海道新幹線の車内アナウンス「現在、停電に伴いまして、車内の空調、自動扉、トイレの水など、すべて動作しなくなっています」 東海道新幹線の東京〜新神戸では一時運転を見合わせ。お盆の移動を直撃する形となりました。 撮影した内野海平さん
「(乗客は)『地震があったみたい』『帰れるのかな』みたいな」
JR東海によりますと、東海道新幹線は南海トラフ地震の「巨大地震注意」が解除されるまでの間、静岡県の三島駅から愛知県の三河安城駅の間で速度を落として運転するということです。
(「グッド!モーニング」2024年8月9日放送分より)
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