日向灘に面した宮崎県日南市の沿岸部。気象庁は南海トラフ巨大地震の臨時情報で「南海トラフ巨大地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっている」として注意情報を出した=8日午後7時17分(共同通信社ヘリから)
中央防災会議の有識者会合が2018年にまとめた報告書によると、南海トラフ沿いでマグニチュード(M)7級の地震が発生する「一部割れ」ケースは、過去100年で7事例が確認されている。いずれも後発地震はなかったが、政府は警戒度を上げて日常生活を継続するよう求めている。 内閣府によると、世界的に見てもM7以上の地震後、1週間以内にM8級の揺れが起きたのは数百回に1回程度という。巨大地震が起きる可能性が高いとは言えないが、対象地域の住民は新たな地震発生を警戒し、家具の固定など日頃の備えを再確認することが重要だ。
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