大阪府は8日午後、防災・危機管理指令部を立ち上げた。気象庁が南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」を発表したことに伴う措置。松井芳和危機管理監をトップに関係部局の総務課長クラスが集まり、午後8時30分から約10分間会議を開いた。情報収集や関係機関との連絡など今後の対応を協議した。
会議後、松井氏は記者団に「初めてのケースなので、次回どういう形で会議を開くかは状況を見ながら検討する」と語った。
大阪市の横山英幸市長はX(旧ツイッター)で「日頃からの地震への備えを再確認し地震発生時にはすぐに避難できるよう準備をお願いします」と呼びかけた。
関西広域連合は対策準備室を設置した。
8日午後4時43分ごろ、宮崎県で最大震度6弱を観測した。気象庁は巨大地震が発生する可能性が平時より高まっているとして、南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」を初めて発表した。
【関連記事】- ・南海トラフ地震「普段より数倍確率高く」 評価検討会会長
- ・「海の万博」、災害時15万人滞留へ備え 航路避難も想定
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。