愛知県の大村秀章知事は30日、事業所指定の取り消しなどを受けた障害者向けグループホーム運営会社「恵」(東京)が、10月にも運営できなくなる県内2事業所の先行譲渡を検討してると明らかにした。同社は当初、年内に事業所を一括譲渡する意向だったが転換し、既に名古屋市の1事業所も分割譲渡する方針を示している。
先行譲渡の対象は、西尾市と幸田町の計2カ所。県は22日、利用者の行き先確保を求める行政指導をしていた。
県内では、利用者らから約200件の相談が関係自治体に寄せられており、大村氏は「行き場所がなくなるということは絶対にあってはならない」と述べた。
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