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 知事の数々の疑惑と2人の職員の死が明らかになり揺れる兵庫県。百条委員会に出席する職員への口止めとも取れる行為に批判の声が上がっています。

■配布された文書「調査妨害と言っても過言ではない」

兵庫県 長瀬たけし県議
「もう本当にあきれました」  兵庫県議が「あきれた」と話すのは、兵庫県の人事課が職員に配布した「百条委員会に関する各種服務について」という資料。

 斎藤元彦県知事の疑惑を明らかにする百条委員会の調査を受ける職員向けに配られたものだといいます。

 この資料の最後の項目に、赤い文字で書かれていたのは次のようなものです。

人事課から配布された文書
「委員会から、職務上の秘密または職務上、知り得た秘密が含まれる事項について、出頭または出席の請求があった職員は守秘義務免除の申請手続きを行う」  職員が百条委員会で職務上の秘密について証言する場合、「所属部署で事前に承認をもらう必要がある」というのです。  これにより県は、事前に誰が百条委員会に出席するかを把握することができます。 長瀬県議
「重要な証言をしようと思っても、(個人が特定される)状況下では証言できないということ。絶対に闇を明らかにするうえで必要欠くべからざる情報が明らかにすることができない。疑惑を晴らすことができないことになってしまう。(このまま運用されると)百条委員会が成り立たなくなる」  長瀬県議は、百条委員会で職員に自由にしゃべらせないための県側の口止め工作ではと主張しています。

 一方、人事課は、あくまでも「職員を守るため」と説明していますが、批判の声は百条委員会の場でも上がりました。

兵庫県 竹内英明県議
「これ、あり得ないですよね。当委員会への調査に形を変えた人事当局からの調査妨害と言っても過言ではありません」

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■斎藤知事は改めて辞職否定

■斎藤知事は改めて辞職否定

 この資料について、斎藤知事は次のように話します。

斎藤知事
「人事課が百条委員会に関して職員の立場、気持ちを、できるだけ負担を軽減する観点から、色んなことを考えているということ。百条委員会からの指摘は真摯に受け止めた方が良い。それを踏まえてできるだけ職員の負担とならない方法を検討していくべき」  斎藤知事は26日、進退について「日々の業務をしっかりやっていく」と、改めて辞職を否定しています。

(「グッド!モーニング」2024年7月27日放送分より)

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