保守用の車両が脱線した影響で、東海道新幹線は22日に浜松駅と名古屋駅の間で終日運転を見合わせた。JR東海は夜に会見を開き、事故原因について「ブレーキが利かず、減速できなかった」と説明した。
■328本が運休…約25万人に影響か
JR東海の会見「大変失礼いたしました」
「この度、夏休みも始まったところだと思います。そんななか、始発から予定されたご旅行に大変なご迷惑を与えましたこと、深くおわび申し上げます」 事故は、愛知県の東海道新幹線・豊橋駅と三河安城駅の間で起きた。 現場近くの住民
「振動が来た。ドーンガタガタと。ガス爆発か何かあったかと思った」 JR東海によると、作業を終えた保守用の車両が線路に止まっていたところ、豊橋の保守基地に戻っていた回送用の車両が衝突したという。
衝突した車両の運転士ら2人が負傷し、1人は首の骨を折る重傷だ。
JR東海は、事故の原因については調査中と説明したうえで…。
JR東海の会見「(現場は)新幹線の中では、比較的急な下り勾配になります。勾配が起因したかどうかについては、断定はできておりません。それと運転者が居眠りだとかよそ見だとかということもなくて、何らかの原因により減速ができなかったと思われます。ただ詳細については現在調査中です」 事故の影響で、22日は浜松駅と名古屋駅の間で、終日運転が見合わせとなり、上りと下りで合わせて328本が運休。およそ25万人に影響が出たという。 東京から大阪へ行く予定だった人
「USJに行こうとして、朝、始発で来たけど電車が止まった」
「悲しい気持ちです」 東京から大阪へ行く予定だった人
「新婚旅行で大阪行く予定で。止まっているから違う電車で乗り換えて行こうかな」 兵庫から神奈川へ予定だった行く人
「倒れる人や救急車で運ばれる人がいて、気を付けないと」
「(Q.体調は?)大丈夫です」 東海道新幹線は、23日朝の始発から運転を再開。混雑が予想されるため、JR東海は臨時列車も運転して対応している。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年7月23日放送分より)
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