23日午前0時ごろ、山梨県側の富士山8合目(同県富士吉田市)の山小屋のトイレで、東京都練馬区のタクシー運転手の男性(75)が倒れているのを近くの救護所の看護師が発見し、死亡が確認された。富士吉田署によると、病死の疑いがあり、死因を調べている。
署によると、男性は他のツアー客と15人で21日午後4時ごろ、吉田ルートの5合目から登山を開始。7合目の山小屋に宿泊後、翌22日午前5時ごろに山頂へ向けて登山を始めたが、午前9時ごろに「具合が悪い」と体調不良を訴え、登山を断念して山小屋で休んでいた。
県警によると、山梨県側の吉田ルートで死亡した登山者は今年7月の山開き以降で2人目。(棟形祐水)
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