東京都新宿区歌舞伎町の「トー横」と呼ばれるエリアに出入りしていた女子高校生に淫行させたなどとして、警視庁は無職の女(21)=新宿区=ら男女3人を児童福祉法違反(淫行)や児童ポルノ禁止法違反(児童買春、同周旋)などの疑いで逮捕し、22日に発表した。警視庁は、女が他にも、トー横に出入りする少女らを男性にあっせんしていたとみて調べる。
他に逮捕したのは、高校生と交際していたアルバイトの元少年(20)=仙台市=と、職業不詳の男(36)=住所不定。少年育成課によると、女と元少年は昨年秋、新宿区内でそれぞれ男に性交目的で当時15歳の女子高校生を引き合わせ、淫行させた疑い。男は新宿区のホテルで計2回、現金を渡す約束をして女子高校生と性交した疑いがある。女と元少年は否認し、男は黙秘しているという。
高校生「元少年と暮らすためにパパ活」
同課によると、高校生は家庭のトラブルを抱え、昨年9月ごろからトー横に出入りするようになった。元少年と暮らす生活費のために「パパ活」を始めたといい、調べに「15人くらいと売春し、約30万円を得た」と話しているという。
女と元少年は高校生のSNSアカウントを使って客を募り、男と知り合った。高校生は男に対する売春2回で計15万円を受け取り、全額を元少年に渡していたという。
高校生の保護者から相談を受けて、警視庁が捜査したところ、今回の事件が発覚した。女は「トー横にたまっている女の子を色々な男に紹介して稼いでいた」とも供述しているといい、同課が調べている。(御船紗子)
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