広島市の平和記念公園で20日、被爆した建物を描く写生大会が開かれた。夏休み中の子どもが対象で、未就学児から中学生までの約50人が参加。17歳の時に被爆した江種祐司さん(96)の講話を聴いた後、当時の様子に思いをはせながら原爆ドームなどを描いた。
江種さんは原爆ドームが被爆前、産業奨励館だった頃の情景を語り「当時の様子を想像しながら、二度とない今日の瞬間を描き残してほしい」と子どもたちに伝えた。画用紙いっぱいに水性ペンを走らせていた広島市立小4年岡村洸希さん(9)は「ドームにらせん階段などが残っているのが改めてすごいと思った」と語った。
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