旧1万円札の肖像画の福沢諭吉が幼年期を過ごした大分県中津市の福沢諭吉旧居・福沢記念館で16日、7月3日の紙幣更新に伴い、諭吉の肖像画で最後に印刷された6枚の1万円札のうちの1枚が日銀から同市に寄贈され、お披露目式が開かれた。奥塚正典市長は「福沢先生を地域振興のシンボルとして、今後も顕彰活動を続けていきたい」と話した。
式典は市の観光ガイドら約20人が出席。7月3日に東京証券取引所で行われた1万円札の引き継ぎ式の様子をビデオで視聴後、市長と日銀の安徳久仁理大分支店長が最終製造券の展示ケースを除幕した。
安徳支店長は「40年という長い間、1万円札の顔だった」と感慨に浸った。
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