神奈川県藤沢市の観光名所江の島と対岸を結ぶ「江の島大橋」を午後10時から午前5時にかけてゲートで閉鎖する措置が16日までに始まった。住民から車やバイクの騒音への苦情が相次ぎ、島内の平穏を保つ目的。藤沢署によると、夜間閉鎖は約28年ぶりで、島で暮らす人たちからは安堵する声が上がる。
江の島には神社や飲食店などがあり、300人ほどが住んでいる。夜間の出入りが必要な場合は通行許可証を申請することができる。大橋の脇にある歩行者や自転車用の江の島弁天橋は通常時と変わらず通行できる。
署によると、昨年6月から今年5月までに騒音に関する苦情が約1500件寄せられていた。閉鎖する以前から「午後10時から午前5時まで車両通行止め」とする標識を設置し夜間の通行を規制していたが、無視して島外から入ってくる車が多かったという。
13日から夜間閉鎖が始まり、島に住む50代女性は「島内は少し落ち着いた」とほっとした様子。閉鎖措置は「当面の間」とされる。
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