停滞する梅雨前線の影響で14日朝から、九州の広い範囲で激しい雨が降っている。福岡管区気象台は午前7時47分、長崎県五島地方に線状降水帯が発生したと発表。九州北部・山口地方では午後にかけ、線状降水帯が発生する可能性があり、土砂災害や浸水、河川の洪水などに警戒を呼びかけている。
長崎県五島市上大津では午前7時42分までの1時間に85.5ミリの猛烈な雨が降り、7月の観測史上1位の記録を更新した。長崎市でも61ミリ、佐賀県嬉野市で53ミリの非常に激しい雨が降った。
長崎市や長崎県佐世保市、佐賀県鹿島市の土砂災害の警戒のため、避難指示が出された。
JR九州は九州新幹線の熊本―鹿児島中央間で運転を見合わせた。長崎線の鳥栖―長崎間や佐世保線の江北―佐世保間でも運転を見合わせた。
佐賀県と福岡県境の国道385号が通行止めとなるなど、各地で影響が出ている。
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