京都市中心部で12日、祇園祭のハイライトとなる前祭の山鉾巡行(17日)を前に、完成した巨大な鉾を試し引きする「曳き初め」が行われた。観光客や住民でにぎわう中、関係者が木製車輪の動きなどを確かめた。綱を引くと1年の厄よけになるとされる。  この日の曳き初めは函谷鉾、長刀鉾など5基。鶏鉾は「エンヤラヤー」のかけ声に合わせ、車輪をきしませながら進んだ。車方指揮の白樫弘安さん(58)は「うまくいったと思う。本番も無事帰ってこられるように頑張る」と話していた。  後祭の巡行は24日。


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