日御碕地区の道路陥没現場を視察する島根県の丸山達也知事(右端)ら=12日、島根県出雲市

島根県の丸山達也知事は12日、大雨で道路が崩落した出雲市の日御碕(ひのみさき)地区を視察した。視察後、記者団に「本格復旧には長い期間を要すると考えられる。まずは道路の応急的な復旧対応が早く実現するよう努力する」と述べた。

県は12日、通勤や通院などに支障がある人を対象に、県営住宅を無償で提供すると発表した。期間は半年以内で、復旧の状況により延長も検討する。中小企業や農林水産業への影響も懸念されるため、県庁などに特別の相談窓口を設置した。

同地区は9日からの大雨による崩落で車が通れず孤立状態にある。物資供給のため、12日も地元の青果卸らが生鮮品を人力で運び込んだ。丸山知事は「物流、教育、医療など、必要なら海上保安庁や自衛隊の力も借り対応していく」とした。

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