東京大学は現在、授業料の引き上げを検討していて、今の年間53万5800円から国が定める上限まで10万円余り引き上げる案や、授業料免除の対象を世帯年収400万円以下から600万円以下に拡充する案を学生に説明しています。
大学は12日、今年度実施する入学試験の概要を公表し、オンラインで開いた会見の中で授業料の引き上げを来年度から行うかどうかは、現在も学内で検討中だとしました。
そのうえで、一般入試の募集要項を公表することし11月までに決定し、公表すると説明しました。
また、検討の途中経過について夏ごろに説明する機会を設ける予定だとしています。
入試担当の藤垣裕子副学長は「現在学内で丁寧にプロセスを踏んでいるところだ。どのような形になっても、東京大学を受ける方には一生懸命勉強していただきたい」と話していました。
入試については、二次試験の受験者数を絞って採点を丁寧に行うためなどとして、大学入学共通テストの成績で門前払いする「第一段階選抜」を行う倍率を、一部を除き引き下げる方針を明らかにしました。
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