連日続く暑さの中、飲食店や宝くじ売り場など、各地で行列が見られた。
東京・六本木のかき氷店では熱中症への“新対策”として、行列に並ばずに入店できる「ファストパス」が導入され、注目を集めている。
飲食店に宝くじ売り場…炎天下でも行列
9日の東京都心は最高気温34.5℃と、猛暑日一歩手前の暑さ。ランチタイムの東京・新橋では、照りつける猛烈な日差しの下、飲食店の前に長い行列ができていた。
この記事の画像(8枚)なぜ、この“危険な暑さ”の中、列に並ぶのか。
行列にいた30代は「わからない。人が並んでるから並んでるだけなんですけど」と苦笑いだった。
9日午後2時、駅前から人の姿が消えた宮崎・日向市では、最高気温が38.5℃まで上がり、全国で一番暑い街となった。“危険な暑さ”が日本列島を連日襲っている。
そんな中、お昼時の東京・新橋には飲食店の前に並ぶ人たちの姿があった。20代男性は「暑いけど、美味しそうなお店で並んでいるので、一緒に並びたくなっちゃう」と話す。
8日に発売が始まった「サマージャンボ宝くじ」。東京・銀座にも、一等前後賞合わせて7億円の夢を求める行列があった。
熱中症対策として、扇風機やミストがフル稼働していたが、列に並ぶ50代は「日傘差しても汗だらだら。ミストがあってちょっと楽かなと思ったけど、結構汗だくになった」と汗を拭う。
熱中症への“新対策”として、東京・六本木のかき氷店「かき氷カフェバーyelo」では、あるサービスが導入された。
飲食店版「ファストパス」予約手数料800円/人
店内は混んでいるが、「ファストパス」を持っていれば優先的に入店し案内を受けることができる。遊園地で、人気のアトラクションを並ばずに利用できる「ファストパス」の飲食店版だ。
事前にスマホなどで予約し、手数料(1人800円)を支払えば、混雑していても優先的に案内を受けられる。
「かき氷カフェバーyelo」の三ッ野寿美礼さんは「この間の土日もどんどん予約が入る感じで、予想以上に買っていただいているのかなと思いました」と、「ファストパス」導入に手応えをつかんでいる様子だった。
(「イット!」7月9日放送より)
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