石川県の第三セクター「のと鉄道」の能登鹿島駅(穴水町)で、ホーム沿いに植えられた約100本の桜が見頃を迎えている。のと鉄道は能登半島地震での被災を乗り越え、6日に全線復旧。駅舎を幻想的に彩る多くの桜が11日、列車を出迎え、訪れた人の目を楽しませた。
同駅は「能登さくら駅」の愛称で親しまれ、春になると、多くのソメイヨシノがホームをピンクに染め上げる。11日は列車に乗って遠方からも見物客が訪れ、写真撮影するなど思い思いに過ごしていた。
仙台市から夫婦で旅行中の男性(73)は「列車と桜が見事な組み合わせ。早く復興できるよう応援している」と話した。〔共同〕
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