愛媛県と高知県で最大震度6弱を記録した地震が発生してから1日が経過した。被災した地域を空から眺めると、被害の全容が見えてきた。
■崩れた「石垣の里」 愛媛・愛南町
高知県では古い住宅が立ち並ぶ街中で瓦が落ち、生活で使われていた橋が崩落するなどの被害が発生。18日までに高知県、愛媛県、大分県で合わせて12人がけがをした。 愛媛県と高知県を結ぶ国道では、落石の影響でがれきが散乱し、一時、通行止めになった。 道路の上にあるフェンスは大きく歪み、そこから落下してきたと思われる大きな岩が、ガードレールと共に数メートル落下していた。 県の最南端に位置する愛媛県愛南町の外泊地区。古くから台風などから家を守るために石垣を高く積んでいて、「石垣の里」とも呼ばれる自慢の石垣も崩れ、Uの字に窪みができてしまっている。 外泊地区 吉田幸稔区長「10カ所くらい石垣が崩れているところはありました。個人の持ち物の石垣ももちろんありますし、来月中くらいに直せたらいいのかなと」
次のページは
■南海トラフ地震との関連否定も 気象庁■南海トラフ地震との関連否定も 気象庁
地域にけが人はいなかったものの、海に面した地区のため、今後起こりうる地震や津波を心配する声があがっている。 吉田区長「うち(地区)の方でも、防災訓練とか防災学習とかができてはいないので、そういうものにも今後力を入れて行っていきたい」 マグニチュード6.6を記録した今回の地震。気象庁は「南海トラフ地震につながる」という見方を否定しているが…。 気象庁 原田智史 地震津波監視課長
「南海トラフ臨時情報というものですね。もし、これよりも大きい地震が起きたり、スロースリップ(ゆっくり滑り)など異常なものが見られたことがあった時に、南海トラフ地震が起きるかどうかを調査すると」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年4月19日放送分より)
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。