梅雨前線や低気圧の影響で1日、九州北部を中心に激しい雨が降っている。西日本と東日本では2日にかけて、局地的に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫(はんらん)に厳重な警戒を呼びかけている。
- 線状降水帯の74%を占める発生時間帯は
同庁によると、本州に延びる前線や前線上の低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、全国的に大気の状態が不安定になっている。午前10時までの3時間降水量(最大値)は福岡県宗像市124.0ミリ、同県北九州市106.0ミリ、山口県岩国市103.5ミリなど。山口県周南市では明け方までに98.5ミリの降水を記録し、この地点の観測史上1位を更新した。
山口県で「氾濫危険情報」発表
山口県内では佐波川など複数の河川で水位が上がって氾濫の恐れが非常に高まっているとして、警戒レベル4に相当する「氾濫危険情報」が発表された。
西日本~東日本の雨は2日にかけて続く見込み。2日午前6時までの24時間に予想される降水量は九州北部200ミリ、東海、近畿、中国で各150ミリなど。(大山稜)
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