大阪府寝屋川市で2021年、3歳だった孫の豊岡琉聖翔ちゃんを暴行し死なせたとして、傷害致死罪などに問われた祖母寺本由美被告(48)の控訴審判決で大阪高裁(飯島健太郎裁判長)は1日、懲役8年とした一審大阪地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
弁護側は一審に続き転倒など事故の可能性があるとして無罪を主張。飯島裁判長は「大きな加速度を伴う外力が加えられたと推認される」と指摘し、被告が日常的に琉聖翔ちゃんを虐待し「強い外力で頭を壁などにぶつけた」と認定した昨年12月の一審判決に不合理な点はないと判断した。
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