那覇地検は28日、沖縄県読谷村で5月、性的暴行をしようとした女性にけがをさせたとして、在沖米海兵隊の男(21)を不同意性交等致傷罪で起訴したことを明らかにした。起訴は17日付。県警は男を逮捕したが公表せず、県にも連絡していなかった。
米兵を巡っては、嘉手納基地(同県嘉手納町など)に所属する米空軍の男が、少女への性的暴行などで起訴されていたことが明らかになったばかり。米軍に対する同県の反発は、さらに高まりそうだ。
県警は28日午後、逮捕を公表しなかった理由について、「被害者のプライバシー保護のため」と説明。男の認否については明らかにしなかった。
起訴されたのはジャメル・クレイトン上等兵。起訴状によると、5月26日、読谷村内で性的な目的から女性の頭部を絞め付ける暴行を加え、女性に結膜下出血など全治約2週間のけがをさせたとされる。
県警によると、事件は屋内で発生し、女性が110番した。男は同日午後10時ごろ、米軍基地外で逮捕された。
那覇地検=那覇市
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