線状降水帯が27日夜から28日午前中にかけて、九州北部などで発生する可能性があると、気象庁が27日午前に発表した。集中的な豪雨で災害の危険度が急激に高まるおそれがあり、気象庁は土砂災害に厳重な警戒を呼びかけている。
- 線状降水帯の78%を占める発生時間帯は
同庁によると、線状降水帯の発生が予測されているのは山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分の6県。九州北部にのびる梅雨前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、大気が非常に不安定になる見込み。
28日正午までの24時間に降る雨の量は多い所で、福岡など九州北部の5県で各250ミリ、山口県で180ミリと予想されている。
線状降水帯は積乱雲が次々と発生し、線のように連なり、ほぼ同じ場所で集中豪雨をもたらす。2018年の西日本豪雨や、20年7月の熊本・球磨川が氾濫(はんらん)した豪雨の際などで発生している。(大山稜)
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