朝市が開催される通路で、打ち合わせをする南部雅彦さん(左)と中道肇さん=いずれも石川県輪島市で
スーパーとホームセンターの間の通路に、朝市の象徴であるオレンジ色のテントを並べる。保冷が必要な商品は、スーパー内で売る。営業は毎日午前9時から午後6時ごろまで。◆雨が降っても雪が降っても
初日は20店以上が輪島塗や干物、野菜などを販売。市出身の漫画家、永井豪さんの作品「デビルマン」をあしらった組合のオリジナルTシャツも並ぶ。 会場となる「ワイプラザ」を運営する「ヤスサキ」(福井市)が3月、朝市側に開催を打診したのがきっかけとなった。通路は屋内にあり、雨や雪の日も買い物しやすい。輪島朝市が開催されるワイプラザ=いずれも石川県輪島市宅田町で
賃料や光熱費は無料とした。ヤスサキの執行役員営業本部長、南部雅彦さん(51)は「一緒に立ち直るきっかけになれば」と話す。組合の理事、中道肇さん(66)は「最高の場所。こんなにありがたいことはない」と感謝する。 朝市組合の組合長、冨水長毅(とみずながたけ)さん(55)は「これまで金沢や県外で出張輪島朝市をやってきたが、参加できなかった組合員もいる。市内なら動けるという方に販路を提供したい」と話した。(清水裕介、脇阪憲) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。