ブランド品の転売で利益が得られるとうそを言い、知人から現金をだまし取ったとして、警視庁は20日、東京都荒川区の無職の男(44)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。「間違っています」と容疑を否認しているという。

 西新井署によると、男は昨年2月中旬、知人の40代女性に対し、ブランド品の購入費用を出せば転売益を得られるなどとうそを言い、2月22~27日に複数回にわたり、計1200万円を男の口座に振り込ませてだまし取った疑いがある。

 男は普段からブランド品を身につけ、「すぐに売れた」「もうすぐ買い手がつきそうだ」などと女性に告げていたという。女性は「確実に利益が出ると思った」と話しているといい、男の口座に計約3千万円を振り込んでいたという。(板倉大地)

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