新潟県上越市議会で「工場勤務は高卒レベル」と発言した中川幹太市長は21日、答弁で名前を挙げた化学メーカー「信越化学工業」(東京)の市内にある事業所を訪れ、「従業員の心を傷つけて申し訳ない」と謝罪した。市議会の渡辺隆議長は市役所で中川氏に抗議文書を手渡した。
中川氏は謝罪後、市役所で取材に応じ、この発言は、企業誘致で市外から人材を獲得できるという質問に対する答弁だったと説明。工場勤務者は高卒の地元出身者の割合が多いとして「一概にそうとは言えないという趣旨だった」と釈明した。中川氏によると、会社側は「謝罪は受け止めた」と応じたという。
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