感謝状が贈られたのは特急「やくも」の沿線で訪れた鉄道ファンを受け入れる活動を行った、日野町の自治会と住民、それに地元住民の有志を中心とする団体などです。

山陰と岡山を結ぶ特急「やくも」は今月15日に国鉄時代に製造された旧型車両が定期運行を終え、沿線には「撮り鉄」と呼ばれる鉄道ファンが大勢訪れましたが、一部のファンのマナーが問題になりました。

これを受けて、日野町の住民は「撮り鉄」専用の臨時駐車場の土地を無償で貸し出したほか、地元住民の団体は「撮り鉄」に対し田んぼや畑に立ち入らないよう呼びかける看板を手作りし、列車の安全な運行に貢献したということです。

団体の久城雅文さんは「都会の人に田んぼに入らないよう理解してもらい撮影のガイドになればと考えたが、鉄道ファンから『ありがとう』と言われたので設置してよかったと思う。地元の人が許容できる範囲の観光資源として育てたい」と話していました。

JR西日本中国統括本部の青木豊太駅業務部長は「地元ができることをどんどんやっていただき感動した。今後も鉄道をきっかけに地域の人が鉄道ファンと触れ合い、地域のファンが増えてほしい」と話していました。

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